Ethernetで音声データを無圧縮で伝送するためのIPコア、エアフォルクがデモを実施
エアフォルクは、Ethernet上でRTP(Real-time Transport Protocol)/IP(Internet Protocol)などを使ってメディア・データをやりとりするためのIP(intellectual protocol)コア「HRTP」のデモンストレーションを「TEDプログラマブル ソリューション 2012」(東京エレクトロン デバイス(TED)が2012年2月10日に東京で開催)で行った。放送局などで音声データを非圧縮で伝送する際などに使われている。
米Xilinx, Inc.の販売代理店を務めるTEDのイベントともいうこともあり、HRTP(エアフォルクの関連ページ)はXilinxのFPGAを載せたTEDの開発ボードに実装された形でデモンストレーションは行われていた。また、このデモでは、伝送と共にミキシングやイコライジングなども同時に行う一連の系を見せている。
エアフォルクの代表取締役の丹下昌彦氏によれば、HRTPを実装したFPGAは、放送局などで少し離れた場所にあるスタジオと放送波送信機の間を結ぶ伝送装置に内蔵されており、音声データの非圧縮伝送に実際に使われているという。従来はそうした伝送にはアナログの専用線が使われていたが、EthernetやRTPなど広く使われている仕組みを利用することで、安価に高品質で高速なメディア・データの伝送が可能になるとする。
同社はソフトウェアの受託開発企業として2001年に創業した。丹下氏によれば、最近はハードウェアの開発も手掛けており、特に手軽に高速処理を実現できるFPGA化に力を入れているとする。HRTPが行うパケット化やプロトコル処理などをFPGAに実装したことで、MCUやMPUで処理した場合に比べてジッタや遅延を大幅に低減できるという。
「今後は音声だけでなく、画像の伝送も行いたい」と丹下は言う。また、放送関係だけでなく、医療関係などのメディア伝送にも適用範囲を広げたいとした。なお、今回とほぼ同じデモンストレーションをエアフォルクは、2011年11月に行われた「Inter BEE 2011 国際放送機器展」でも実施している。













