【AABC】AESCが車載電池の生産体制や展開について講演、既に約5万台分を供給
オートモーティブエナジーサプライ(AESC)は、「AABC 2012」(米国Orlando、2012年2月6〜10日)で、電気自動車(EV)向け車載電池の展開について、同社 代表取締役社長の松本昌一氏が「Developing EV Battery Market: Technology and Cost Challenges」と題して講演した。
同社は、日産自動車とNECの合弁会社でセルからモジュール、電池パックの生産を手掛けている。なお、電極の製造はNECの完全子会社であるNECエナジーデバイスが担当している。AESCでは現在、EV用年間9万台分とハイブリッド車(HEV)用年間1万台分の生産体制を構築している。容量に換算すると年間2.2GWh、個数にすると年間182万セルになる。
実際の供給量は現在、EV向けが4万5000台分、HEV用が6000台分に上る。供給先はEVが日産自動車の「リーフ」とフランスRenault社のEV2車種「Kangoo Z.E.」「Fluence Z.E.」、HEVが日産自動車「フーガ」となる。
世界展開については、日産自動車が英国Sunderlandと米国Smyrna、フランスFlinsに生産拠点を順次構築しており、AESCの生産拠点(神奈川県座間市)はマザー工場との位置付けになる。既に2012年1月からは英国では試験生産が始まっており、米国でも2012年内に稼動し始める予定という。
AESCでは現在、EV向けに33.1Ahのセルを2直列×2並列としたモジュール(容量66.2Ah、電圧7.6V)を供給しているが、プラグイン・ハイブリッド車(PHEV)向けに4直列としたモジュール(33.1Ah、電圧15.2V)を開発中である。例えば、同モジュールを24個利用すると、容量12kWh、電圧360Vと、PHEVに適した電池パックを構成できるとする。












