パナソニックは、ノートPCを生産する同社の神戸工場を報道機関向けに公開した。生産に関する工程の他に、コンフィギュレーション(構成や環境の設定)工程を盛り込んだり、修理センターやコールセンターを設置したりしており、バリューチェーンの広い範囲を一元的に手掛けているのが特徴だ(Tech-On!の関連記事)。
神戸工場では、同社のノートPCである「Let'snote」と「TOUGHBOOK」を生産する。生産能力は非公表だが、2011年度(2011年4月~2012年3月)の販売台数は74万台程度の見込みで、そのほとんどを神戸工場で生産している(海外向けモデルの一部を台湾で生産)。
生産工程は、主に基板実装工程と組立工程から成る。1つのフロアに両工程をまとめて配置することで、工程間の仕掛かり品を極力減らしているという。実際、現場に仕掛かり品の置き場のようなものはほとんど見当たらなかった。