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パナソニック、直流抵抗値が低いメタル・コンポジット・コア構造の電源用インダクタを発売

2012/02/09 23:33
大下 淳一=日経エレクトロニクス
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PCC-M0512Wシリーズの構造
PCC-M0512Wシリーズの構造
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 パナソニック デバイス社は、業界最小の直流抵抗値をうたうメタル・コンポジット・コア構造の電源用インダクタ(パワー・チョークコイル)「PCC-M0512Wシリーズ」を発売した(リリース)。直流抵抗値は3.3μH品で80mΩであり、同社従来品比で10〜20%低減した。外形寸法は5.4mm×5.15mm×1.2mm。インダクタンス値は0.47〜4.7μH、定格電流値は2.2〜5.5Aである。スマートフォンやタブレット端末、ゲーム機向けのHDD(ハードディスク装置)などで使われるDC-DC変換回路に向ける。

 同社のメタル・コンポジット・コア構造の電源用インダクタは、丸線コイルとユーザ端子、メタル・コンポジット・コアを一体成型したもの。今回、巻き線工法やユーザ端子の接続構造を工夫するとともに、コア内で銅線の容量を高められる独自構造を開発した。これにより、丸線コイルの線積率(巻き線部位に対する銅線の断面積の割合)が高まり、直流抵抗値を低減できたとする。加えて、独自の巻き線工法や薄型端子、メタル・コンポジット・コアの一体成型工法によって、インダクタの高さ(の最大値)を従来の1.85mmから1.2mmへ低減できた。

 この他、メタル・コンポジット・コアを構成する金属磁性粉末の粒径や組成を最適化することにより、高周波での損失を低減した。金属磁性粉末を用いるため飽和磁束密度が高く、結果として大電流への対応も可能とする。

 インダクタンス値などの仕様が異なる5品種を発売する。量産開始時期は、3品種(インダクタンス値:0.47μH、3.3μH、4.7μH)が2012年2月、2品種(1.0μH、2.2μH)が同年4月。サンプル単価は50円、月産数量は200万個である。

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