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【AABC】米Envia Systems社、400Wh/kgを実現できるLiイオン2次電池について発表、2014年に180米ドル/kWhが目標

2012/02/08 17:48
狩集 浩志=日経エレクトロニクス
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 米Envia Systems社は、400Wh/kgのエネルギー密度を実現可能なLiイオン2次電池について、「AABC 2012」(米国Orlando、2012年2月6〜10日)の併設カンファレンス「LLIBTA」で講演した。固溶体系正極材料であるLi2MnO3-LiMO2(M:NiやMn,Coなどの金属)と、Si合金と炭素材料から成るSi-Cベースの負極材料を組み合わせることで、高エネルギー密度を実現した。

 講演では、試作した45Ahのラミネート型セルの試験結果を明らかにした。80%の放電深度(DOD)で1/20C放電で430Wh/kg、1/3C放電で392Wh/kgのエネルギー密度を達成している。充放電サイクル特性については、コイン型セルを用いた試験で300サイクル後に91%の容量維持率を確保した結果を示した。

 Envia社では、2010年に開催された「AABC 2010」において、固溶体系正極材料を用いたLiイオン2次電池について発表し、20Ahのラミネート型セルで250Wh/kgのエネルギー密度を達成した結果を報告していた(Tech-On!関連記事1)。

 同社では、固溶体系正極材料とSi-Cベースの負極材料を組み合わせたLiイオン2次電池を2014年に実用化したいとしている。その際のエネルギー密度は400Wh/kgを目指す。コストは正極材料のコスト低減だけでなく、Si-Cベースの負極材を低コストで製造する方法を開発したことから、180米ドル/kWhが可能とする。

 Envia社は,2007年7月に設立した会社で,米Argonne National Laboratoryの固溶体系正極材料の技術を用いてLiイオン2次電池の開発を進めている。2011年1月には米General Motors社や旭化成、旭硝子が出資している(Tech-On!関連記事2)。

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