三菱電機、産業用有圧換気扇を27年ぶりにモデルチェンジ---「3つのW」で騒音を低減
27年ぶりにフルモデルチェンジした産業用有圧換気扇
三菱電機は、ファンの羽根形状の最適化によって低騒音化した産業用有圧換気扇50機種を2012年6月1日に発売する(ニュースリリース)。工場や倉庫などで24時間換気を行うケースが増えているため、低騒音の新製品を投入する。同社の産業用有圧換気扇としては27年ぶりのフルモデルチェンジだという。
新設計のファンは、低騒音を実現する3つの要素「Winglet」「Warp」「Wave」を持つことから、三菱電機では「ダブリュキューブファン」と呼ぶ。
Winglet(ウィングレット)形状は、羽根の外周端部の滑らかな曲線を指しており、これにより風の渦を拡散させている。風下側から風上側への風の流れ込みを減らし、渦の変動を抑制するという仕組みだ。
Winglet(ウィングレット)形状
左が新製品、右が従来品。風の流れ込みを減らし、渦の変動を抑制する。
Warp(ワープ)形状は、羽根前方の反り形状を指しており、この部分を最適化することでやはり渦を抑制している。具体的には、羽根前方の曲率半径を回転方向に向かって少しずつ減少させていくことで、羽根面上の風の乱れを抑えている。
Warp(ワープ)形状
左が新製品、右が従来品。反り形状によって羽根面上の風の乱れを抑える。
Wave(ウェイブ)形状は、羽根の前方端部に設けた波状の凹凸を指しており、これにより風の渦を細分化する。従来品では羽根の前方端部で大きなはく離渦が形成されるため、風の渦が大きく変動していた。
Wave(ウェイブ)形状
左が新製品、右が従来品。風の渦を細分化し、渦の変動を抑えている。
こうした工夫によって、代表的な機種で排気・給気騒音を従来品から5dB低減した。その他、高温耐久性に優れるグリースを採用することでモータ軸受を長寿命化したり、施工性を高めたりするなどの改善を盛り込んだ。価格は、排気用の代表的な機種「EWF-30BSA」が4万3050円(税込み)、給気用の代表的な機種「同30BSA-Q」が4万7775円(同)。
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