STMicro、変換効率が85%と高い有機ELパネル用ドライバICを発売、SOI技術の採用で高効率化
伊仏合弁STMicroelectronics社は、変換効率が85%(標準値)と高いアクティブ・マトリクス方式有機ELパネル用ドライバIC「STOD13AS」を発売した(ニュースリリース)。同社独自のSOI(silicon on insulator)プロセス技術を採用することで、高効率化を実現したという。スマートフォンやデジタル・ビデオ・カメラ、デジタル・スチル・カメラ、携帯型メディア・プレーヤなどに向ける。
アクティブ・マトリクス方式の有機ELパネルの駆動に必要な正電源と負電源の両方を生成可能だ。正電源生成用に昇圧型DC-DCコンバータ、負電源生成用に反転(インバート)型DC-DCコンバータを集積した。いずれもスイッチング方式で、同期整流方式を採用する。スイッチング素子は内蔵してある。スイッチング周波数は1.5MHz。重/中負荷時はPWMモードで動作し、軽負荷時はパルス・スキップ・モードで動作する。入力電圧範囲は+2.5〜4.5V。正電源の出力電圧は+4.6V固定、負電源は−2.4〜−6.4Vの範囲において、100mVステップで設定できる。出力電流は200m〜250mA。出力電圧のリップル成分を低く抑えたほか、GSM方式の携帯電話信号に対する電磁波耐性(イミュニティ)を高めたとする。
突入電流保護を備えるソフトスタート機能や過熱保護機能、短絡保護機能などに向ける。パッケージは、外形寸法が3mm×3mm×0.6mmの6端子DFN。外付け部品は6個で済む。動作温度範囲は−40〜+85℃。1000個購入時の米国での参考単価は1.08米ドル。すでに量産を始めている。
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