京セラ、デジタル写真の印画速度・品質を向上させるプリントヘッドの保護膜を開発
京セラは、コンビニエンス・ストアや家電量販店に設置され、デジタル写真の印刷などに使われる昇華型プリンタ用の薄膜タイプ・サーマル・プリント・ヘッド向けに、新たな保護膜「KC-91」を開発した(ニュースリリース)。これにより印画の速度と品質を向上できるという。同社は2012年2月7日に同保護膜を採用したサーマル・プリント・ヘッドを発売する。
開発した保護膜は材料や成膜条件の改良だけではなく、独自の評価技術によって印加エネルギの差による摩擦抵抗のばらつきを同社従来品比で約50%低減したことが特徴である。摩擦抵抗にばらつきがあるとインクリボンにしわが発生し、印画の速度や品質に悪影響を及ぼす。印加エネルギが高くなるほど、この摩擦抵抗のばらつきも大きくなってしまう。新しい保護膜は摩擦抵抗のばらつきを大幅に低減しており、従来品よりも約20%高い印加エネルギを加えてもしわの発生を抑えられるので、印画速度・品質を向上できる。
加えて、インクリボンとの摩擦抵抗の絶対値を最大約30%低減し、摩擦により発生するカス(インクやインクリボンの背面コート剤などが摩耗して発生するこげつき)の付着防止性能を約6倍に高めている。
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