図1 Intel社が披露したAtom搭載スマートフォンのリファレンス・モデル
図1 Intel社が披露したAtom搭載スマートフォンのリファレンス・モデル
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図2 Lenovo社の「K800」
図2 Lenovo社の「K800」
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 米Intel社は、同社のプロセサ「Atom Z2460」(開発コード名: Medfield)を搭載したスマートフォンのリファレンス・モデルを、米国ラスベガスで開催された「2012 International CES」で披露した。同プロセサを搭載したスマートフォンを、2012年に米Motorola Mobility社と中国Lenovo社から発売される予定である。

 披露されたリファレンス・モデルは、HSPA+に対応する同社のベースバンドLSI「XMM 6260」を搭載。ソフトウエア・プラットフォームには、米Google社の「Android」を採用する(現在のバージョンは2.3)。「リファレンス・モデルで、Android用アプリの大半が動作することを確認済み」(Intel社)という。この他、4.03型の液晶パネルや、800万画素のカメラ・モジュールなどを備える。

 Intel社の展示ブースでは、Atom Z2460やXMM 6260を搭載するLenovo社のスマートフォン「K800」も出展されていた。中国の通信事業者であるChina Unicom社向けに、2012年第2四半期に提供される予定。搭載する液晶パネルが画面寸法が4.5型である以外は、リファレンス・モデルと仕様は大きく変わらないという。