【CES】Transferjetコンソーシアムが出展、内蔵タブレットとスマホを披露
近接無線規格「TransferJet」の仕様策定・普及促進などを図るTransferJetコンソーシアムは、同技術を内蔵したタブレット端末やスマートフォンの試作機を、米国ラスベガスで開催された展示会「2012 International CES」に出展した。データ伝送速度が375Mビット/秒と速いTransferJetの利点を生かし、対応する端末間で写真などのデータをやりとりするデモを披露していた。実用化時期は未定であるが、「なるべく早くタブレット端末やスマートフォンへ搭載したい」(TransferJetコンソーシアムの説明員)とする。
タブレット端末の試作機は、東芝が開発したもの。7型のタブレット端末「レグザタブレット AT3S0」に、外形寸法が7.5mm×7.5mm×1.6mmのTransferJet送受信モジューを搭載した。送受信LSIには、同社が開発した「TC35420」を採用する(Tech−On!の関連記事)。同LSIの外形寸法は、4.0mm×4.0mm×0.5mmである。「送受信LSIの小型化により、タブレット端末への搭載が容易になった」(TransferJetコンソーシアムの説明員)という。
一方、スマートフォンの試作機の開発は、ソニーが手掛けた。日スウェーデン合弁であるSony Ericsson Mobile Communications社の「Xperia Arc」をベースに開発した。送受信LSIには、外形寸法が13mm×12mm×1.0mmであるソニーの「CXD3270GG」を採用したという。
なお、TransferJetコンソーシアムは、今回のCESの開幕に合わせる形で、同技術の機能拡張を発表している。プロトコル変換層に3種類の新規格が追加され、TransferJetコネクションレイヤーのデータを、シリアル、SD over SCSI、PTP/MTPのプロトコルに割り当てた。さらには、2012年第1四半期にIPストリームの機能に対応する予定。これにより、著作権で保護されたコンテンツを、DTCP-IPを使って機器に転送できるようになるという。
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