図1 ミラーレス・カメラ用レンズを披露
図1 ミラーレス・カメラ用レンズを披露
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 シグマは、現在開催中の「2012 International CES」でミラーレス・カメラ向けの交換レンズ市場への参入を果たした。同社はミラーレス・カメラ向けに「SIGMA DN Lens」という新しい交換レンズ・シリーズを展開する。

 同社初のミラーレス・カメラ用レンズ「SIGMA 19mm F2.8 EX DN」と「SIGMA 30mm F2.8 EX DN」を発表し、CESの会場で披露した(図1~3)。いずれも単焦点レンズで、シンプルなデザインに仕上げた。それぞれのレンズにソニーのミラーレス・カメラ「NEX」向け(交換レンズ接続規格は「Eマウント」)とオリンパスとパナソニックのミラーレス・カメラ向け(交換レンズ接続規格は「マイクロフォーサーズマウント」)を用意する。発売日や価格は未定。

 SIGMA 19mm F2.8 EX DNは、Eマウント用で焦点距離28.5mm相当(35mmフィルム判換算)、マイクロフォーサーズマウント用で同38mm相当(35mmフィルム判換算)となる。レンズ構成は6群8枚。AF(オートフォーカス)モータには、新開発の「リニアAFモータ」を搭載した。ギアを介さず駆動するため、静粛性と精度、動画撮影への適正に優れているとする。マイクロフォーサーズマウント用では、外形寸法は60.6mm×45.7mm、質量は約140g。フィルター径は46mmである。

 SIGMA 30mm F2.8 EX DNは、Eマウント用で焦点距離45mm相当(35mmフィルム判換算)、マイクロフォーサーズマウントで同60mm相当(35mmフィルム判換算)となる。レンズ構成は5群7枚。外形寸法は60.6×38.6mm。質量は135g。フィルター径は46mmである。

 なお、米国最大のカメラ関連展示として例年単独開催されていた「PMA」は今回、CESと併催になっている。

図2 上から
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図3 シグマの展示ブース
図3 シグマの展示ブース
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