図1 シャープの80型液晶テレビ(プレスカンファレンスの写真)
図1 シャープの80型液晶テレビ(プレスカンファレンスの写真)
[画像のクリックで拡大表示]
図2 シャープの80型液晶テレビ(展示ブースでの写真)
図2 シャープの80型液晶テレビ(展示ブースでの写真)
[画像のクリックで拡大表示]
図3 80型の電子黒板「AQUOS Board  PN-L802B」(展示ブースでの写真)
図3 80型の電子黒板「AQUOS Board PN-L802B」(展示ブースでの写真)
[画像のクリックで拡大表示]

 シャープは、80型の大画面サイズの液晶テレビ「LC-80LE844U」を米国市場に投入する。市場想定価格は6499米ドル。米国市場には、「60型以上の新製品を17機種を投入する」(同社 常務執行役員 米州本部 本部長 兼 シャープ・エレクトロニクス・コーポレーション 会長 兼 社長の高橋興三氏)計画という。

 80型品は、240Hz駆動で1920×1080画素の液晶パネルを搭載。カラー・フィルタは、RGBにY(イエロー)を加えた4色品を用いる「クアトロン」技術を採用する。バックライトは白色LEDをパネルの背面に配置する「直下型」である。3D映像の表示や、無線LAN機能に対応する。

 シャープが、80型の液晶テレビの発売に踏み切った背景には、米国市場で60~70型品の販売が好調なためだ。2011年度には、米国だけで100万台を超える見通しという。さらには、堺工場の第10世代(2880mm×3130mm)のマザーガラスからは、大型パネルを効率よく製造できるのも追い風となった。

 同社はさらに、80型の電子黒板「AQUOS Board PN-L802B」も発表した。OSには米Microsoft社の「Windows 7」を、プロセサには米Intel社の2.4GHz駆動のデュアルコア品を採用する。市場想定価格は1万3795米ドル。