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【CES】Ultrabookへの意気込みを全面に出したIntel社、UIの革新などに開発投資

内田 泰=日経エレクトロニクス
2012/01/10 16:43
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クラムシェル・タイプのUltrabookで、シミュレーション・ゲームをデモするEden氏
クラムシェル・タイプのUltrabookで、シミュレーション・ゲームをデモするEden氏
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デザイン・コンセプト「NIKISKI」
デザイン・コンセプト「NIKISKI」
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パソコンを閉じると透明なタッチ・センサ部に情報を表示
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 まさにUltrabook一色。

 2011年1月9日(米国時間)に米Intel社が開催した報道機関向けイベントで、同社は「Ultrabook」への力の入れようを改めて示した。通常、同社はこうしたイベントで最新のプロセサの性能向上などについて真っ先にアピールするが、登壇したGeneral Manager of PC Client GroupのMooly Eden氏は、「消費者にとって本当に重要なのは(プロセサではなく、デバイスで)何ができるかだ」とし、Ultrabookのビジョンや製品化の現状、今後の開発の方向性などを語った。

 Ultrabookは、薄型・軽量で長時間の電池駆動を実現する新世代のノート・パソコンのコンセプトである。2011年春に発表された。Intel社は要求仕様として、本体の厚さが画面サイズ14型以上の場合は21mm以下、14型未満では18mm以下、電池駆動時間は「MobileMark 2007」で5時間以上を定めている。

 Intel社によると、Ultrabookは現在、東芝、台湾Acer社、台湾ASUSTek Computer社などの大手メーカーが合計で15モデルを販売している。2012年には、さらに60モデル以上が新規に投入される予定という。発表会では、2012年春にも出荷が開始される22nmの製造技術を使ったプロセサ「Ivy Bridge」(開発コード)を搭載した、複数のUltrabookを紹介した。

 さらにEden氏は、Ultrabookの今後の進化の方向性として、ユーザー・インタフェース(UI)の革新を挙げた。「パソコンのUIは長い間、進化していない。タッチ式入力はスマートフォンやタブレット端末では普及したけれど、パソコンをスキップしてしまった」(同氏)。Ultrabookでは、さまざまな新しいUI技術を搭載していく方針を示した。「強力なプロセサの処理能力をUIに振り向ける時が来た」(同氏)。

 その一つは、スマートフォンのように加速度、角速度、電子コンパスなどユーザーの動きを検知する各種センサをUltrabookに搭載すること。発表会では、Ultrabookを手に持ち、シミュレーション・ゲーム内の飛行機を操縦するデモを紹介した。ディスプレイ部をキーボードの上にスライドさせてタブレットのように使える、「クラムシェル」タイプのパソコンでは快適に操作できるとした。

 さらに、音声入力やジェスチャー入力のデモも紹介した。音声入力では、音声認識技術を開発するNuance社との提携を発表した。Nuance社はUltrabookの音声関連機能向けに、音声認識技術「Dragon」を提供する。

 今回、初めて動作デモを紹介したデザイン・コンセプト「NIKISKI」も報道陣の目を引いた。パーム・レスト部全体に、透明な静電容量式タッチ・センサを配置し、パソコンを閉じた状態でもその透明な部分を通して情報が表示される。つまり、スケジュールや仕事のコンタクト情報など携帯時に必要な情報にパソコンを閉じた状態でアクセスできる。タッチ・センサで画面を操作することもできる。なお、手の平をセンサ部に置いたときはポインターが動かないよう、誤動作を防止する機能を持つという。

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