NXP,水晶発振器に比べて大幅な小型化を可能にするMEMS発振器を開発,CES2012で披露
オランダNXP Semiconductors N.V.は,2012年1月10日〜13日に開催される「2012 International CES」で,水晶発振器に比べて大幅な小型化を可能にするMEMS発振器を披露する(ニュースリリース)。同社によると,精度に関しては,既存の水晶発振器と同程度の性能を実現でき,外形寸法については,現時点で最も小さい水晶発振器の1/20に抑えられると主張する。しかも,水晶発振器とは異なり,セラミック・パッケージや,ハーメチック・シールを施した金属パッケージを使う必要がない。低コストのプラスチック・パッケージが使えるとする。Gビット・イーサネットやUSB,PCI Express,シリアルATAなどを搭載する通信機器のほか,民生用電子機器のマイコンやメモリー,制御ICのクロック信号源に向ける。
開発したMEMS発振器は,ピエゾ抵抗素子を利用する同社独自構造を採用した。このため,強い電子機械結合が得られ,高い共振周波数が得られるという。しかも,ジッターは非常に小さいとする。発振周波数の温度ドリフトは,既存のSi発振器(共振器)の1/10と小さく,既存の水晶発振器とほぼ同等である。温度補償回路は使用していないという。価格や量産開始時期は明らかにしていない。
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