図1 「Series 9」(S27B970)
図1 「Series 9」(S27B970)
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図2 「Series 7 Smart Station」(CB750)
図2 「Series 7 Smart Station」(CB750)
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図3 「Series 7  HDTV Monitor」(TB750)
図3 「Series 7 HDTV Monitor」(TB750)
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 韓国Samsung Electronics社は、27型で2560×1440画素の液晶モニター「Series 9」(S27B970)を発表した。同社の液晶モニターのプレミアム・モデルとして展開する予定。2012年3月に米国で販売し、価格は1199.99米ドルである。

 S27B970は、グラフィック・デザイナーやフォトグラファーなどに向けたもの。画素数を一般的な1920×1080画素のフルHD品に対して、約1.8倍に高めるなど表示性能を高めた。

 表示方式には、IPSやFFSと同様、セル内の液晶分子に対して水平方向に電界を加えて液晶分子を駆動し、階調表現する独自の「PLS」(Plane Line Switching)モードを採用する。視野角は上下、左右それぞれ178度である。応答時間は5ms。輝度は300cd/m2、コントラスト比は1000対1である。表示色は10億7000万。入出力端子は、HDMIとDVI、DisplayPort、USB 2.0、MHLとする。

 Samsung社はさらに、液晶モニターの新機種として、「Series 7 Smart Station」(CB750)と「Series 7 HDTV Monitor」(TB750)と発表した。共に27型で1920×1080画素品である。CB750は、UWBを介して、ノート・パソコンとワイヤレスで接続可能。マウスやキーボード、外付けHDDなどの周辺機器やEthernetケーブル線を、ノート・パソコンではなくモニターに接続して利用できるという。TB750は米Intel社が開発している「Wireless Display」(WiDi)に対応しており、ノート・パソコンなどに格納するコンテンツなど無線で接続できるとする。

 液晶モニター3モデルは、2012年1月10~13日に米国ラスベガスで開催される「2012 International CES」に出展する。Samsung社は、開発品を投入することで、モニター市場の世界シェアで6年連続首位を目指す計画とする。