2011年のテーマサイト「家電・PC」の記事ランキング・ベスト10には、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が12月17日に発売した新しい携帯型ゲーム機「PlayStation(PS) Vita」に関する記事が4本もランクインした。
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2011年「家電・PC」記事ランキング
SCEが携帯型ゲーム機「PSP」の後継機として投入した「Vita」は、「究極の没入感」(同社代表取締役社長兼グループCEOの平井一夫氏)を実現するために,各種センサや複数の入力デバイスを満載している。ディスプレイには多点入力に対応した静電容量方式のタッチ・パネルを採用し,本体背面にも多点入力に対応したタッチ・パッドを搭載。さらにモーション・センサとして、3軸の加速度センサやジャイロ・センサ、地磁気センサを搭載した。スマートフォンの普及によって、ゲーム専用機市場の縮小がしきりに指摘される中、SCEが繰り出す次の一手には、ハードウエア的な新規性も手伝って大きな注目を集めた。
しかし、Vitaを抑えて年間トップに立ったのは、【IDF北京】キヤノンも採用する「Thunderbolt」、開発キットが2011年7~9月に入手可能にだった。米Intel社が推進する高速インタフェース「Thunderbolt」に関する記事で、ストレージ装置やビデオ・カメラなどのベンダーの間で採用する動きが広がっていることを報じた。光通信にも対応した新しいインタフェースの動向に、多くの技術者が注目していることが示された。
富士フイルムのコンパクト型デジタル・カメラ「FinePix X100」に関する、“最高級”デジカメは,新市場をつくるかも7位にランクインした。価格下落が顕著なコンパクト型デジカメ市場で、敢えて高級路線(市場想定価格は13万円前後)で勝負を挑む同社の戦略に多くの読者が興味を抱いている。
9位にランクインした【CEATEC】KDDI、スピーカーのないスマホを出展は、100本以上が掲載されたCEATEC JAPAN 2011関連の記事の中で、最もアクセスが高かったものだった。参考になった票も150以上を集めるほど注目の高い同技術。実装したスマートフォンが発売されるのは、KDDIによれば2012年度中とのことだ。