図1 前面部の内部。やや大きい基板が3枚搭載されている。中央がメイン基板とみられる。
図1 前面部の内部。やや大きい基板が3枚搭載されている。中央がメイン基板とみられる。
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図2 メイン基板と両端の基板は、薄い金属板を介して接続され、金属板はネジで止められている。
図2 メイン基板と両端の基板は、薄い金属板を介して接続され、金属板はネジで止められている。
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分解その3

「PlayStation(PS) Vita」の前面部を見ると、やや大きい基板が3枚搭載されているのが分かる(図1)。中央にあるのがアプリケーション・プロセサなど実装したメイン基板とみられる。その両端にあるのが、いずれもキーパッドなどを実装した基板だろう。

 メイン基板と両端の基板は、薄い金属板を介して連結されている(図2)。電気的に接続されているわけではなく、どうやら固定目的のようだ。

 この薄い金属板はネジ止めされており、そのネジの色は「ピンク」と「ブルー」の2種類に分けられている。組み立て時、ネジを間違わないようにするための配慮だろう。1種類のネジに統一できなかったのだろうかとの疑問が頭をよぎる。

 メイン基板上には、さまざまな電子部品が実装されているようだが、金属シールドが施されていて詳細は分からない。さらに分解を進めていくしかない。

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