パカっと二つの分かれた本体のうち、メイン基板が格納されている前面部は後の楽しみに取っておいて、まずは背面部を観察してみる。背面タッチパネル以外にも、どうやらアンテナやLiイオン2次電池、スピーカーが収容されているようだ。
それぞれの部品にマイナス・ドライバーを突っ込み、ほじくり出してみると、ぽろり、ぽろりと拍子抜けするほどあっさり取れる。スピーカーもアンテナも、単にプラスチックの部品をはめ込んでいるだけだった。アンテナ部分とメイン基板を見比べてみると、この二つは接点でつながる構造のようだ。
ほじくり出したアンテナ・モジュールは合計四つあった。メイン基板側の配線を見ると、本体側移動通信用のアンテナ用に二つ、残り二つが無線LAN用、Bluetooth用、GPS用のアンテナであると思われる。
それぞれのアンテナ・モジュールの表面を見ると、なにやらシールのようなものが張ってある。うーん、気になる。はがしてみたら、銅線のパターンが現れた。これがアンテナの実体なのだろう。
次は、Liイオン2次電池を外す。簡単なプラスチック部品で固定してあるだけで、ネジを回して、これを外すと簡単に取り出せた。電池のラベルには、電圧3.7V、電池容量2210mAhの文字が。大容量電池を搭載するスマートフォン並みか。