ニコンは、画像共有・保存サービス「my Picturetown（マイピクチャータウン）」を、Apple社のタブレット端末「iPad」やスマートフォン「iPhone」で視聴できるアプリケーション・ソフトウエア（アプリ）「 my Picturetown Pad 」を開発した（図1、発表資料）。App Storeから無料でダウンロードできる。
my Picturetown Padを使うことで、iPadでは写真を写真集や雑誌のようなレイアウトで閲覧できる「ブックレビュー機能」を利用できる。一度表示した画像をキャッシュして高速に再表示することが可能である。タッチ操作によるアルバム作成や写真の並べ替えに対応する。
モーションスナップショットに対応
この他、位置情報が記録された写真を地図上に表示する「マップビュー機能」や、FacebookやTwitterとの連携機能などを備える。対応機種はiPad、iPad 2、iPhone、iPod touch。対応OSはiOS 4.2/4.3である。
さらに、2011年10月20日にニコンが発売したミラーレス・カメラ「Nikon 1 J1/V1」の撮影機能「モーションスナップショット」の再生にも対応する。モーションスナップショットは、静止画と前後1秒間のスローモーション動画を同時撮影する機能。「オリジナルのBGMと共に2.5倍の時間に引き延ばしたスローモーション動画と静止画を合わせた印象的な映像で再生できる」（ニコン）とする。
Android向けのアプリも登場
ニコンがNikon 1 J1/V1の新機能として推すモーションスナップショットを、Android端末で楽しめるアプリも登場した。ニコンが監修する形で、クラウド・サービスやアプリ開発を手掛けるランディードが開発したAndroidアプリ「 Motion Snapshot STUDIO 」である（図2、PDF形式の発表資料）。
Nikon 1 J1/V1で使用したSDメモリ・カードを、MotionSnapshot STUDIOをインストールしたAndroid OSを搭載するスマートフォンやタブレット端末で読み込むことで、撮影した映像を転送できる（図3）。スマートフォンやタブレット端末からYouTubeへアップロードし、撮影したその場で共有する事も可能だ。
さらに、Nikon 1 J1/V1とAndroid端末間は、シンガポールTrek 2000 International社が開発した無線LAN（Wi-Fi）機能を搭載したSDHCメモリー カード「Flucard」を用いて無線LAN経由で接続することもできる（ Tech-On! 関連記事）。Trek 2000 International社では、Flucardに対応したAndroidやiOS用アプリの開発者用プログラム用意し、Web APIを無償提供している。ランディードは、このWeb APIを利用した。
