10月12~15日に開催された韓国のエレクトロニクス関連の展示会「韓国電子展KES(Korean Electronics Show)」の写真レポート。前回のSamsungのブースに続き、今回はLGのブースについて報告する。

 LGの展示コーナーは3次元(3D)コンテンツで埋め尽くされていた。基調講演でもLGが3D市場開拓に力を入れていることは十分伝わってきたが、展示コーナーでは3Dに親しんでもらうための様々な工夫がなされていて面白かった。3Dテレビ市場が伸び悩んでいる中で、LGの戦略はかなり強気ではあるが、コンテンツ普及のためにも力強く関連企業に働きかけていってほしいと思う。

LGのブース
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ブース中央正面にあるLEDを用いた大型3Dスクリーン
広い会場の中でも十分存在感がある。
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大型3Dスクリーンを近づいて見たところ
32×32ドットのLEDモジュールを組み合わせている。左右の映像は千鳥状に配置されている模様。
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対戦型3Dレースゲーム
説明員の方も真剣に相手をしていて、2人ともとても楽しそうだった。今回LGは対戦型や人の動作認識型の3Dゲームを多数展示していたが、参加者達はかなり没入感を楽しめたようである。1台のテレビで家族が対戦プレイできる3Dゲームは、筆者も十分ニーズがあると思う。
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スマートテレビの3D利用例
LGはスマートテレビも充実した3Dコンテンツで見てほしいとアピールしている。左側はLGの提供する3D映像を含む音楽視聴サービスだと思われる。Sky Life社は韓国で有名なデジタル・テレビ配信会社で既に3D番組を多数放送している。右から2番目の映像は2Dコンテンツを3D変換して表示したもの。右側は3D映画である。
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2名で協力して遊ぶシューティング・ゲーム
昔ゲームセンターで流行った「ジュラシックパーク」を思い出す。3Dゲームの展示はどこも大賑わいであった。
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