Xiサービスの新料金プランも発表

Xiサービスの新しいデータ通信専用プラン(2年契約時の例)
[画像のクリックで拡大表示]
 NTTドコモはLTE対応タブレット端末の発売に合わせて、Xiの新しいデータ通信専用プランを開始する(発表資料)。2年契約時の定額制サービス「Xiデータプラン フラット にねん」を月額5985円(2012年4月までのキャンペーン料金は月額4410円)、2年契約時の従量制サービス「Xiデータプラン2 にねん」を月額2500~6510円(2012年4月までのキャンペーン料金は月額2500~4935円)で提供する。2年契約でない場合は、料金がそれぞれ1470円高くなる。

 同社はXiサービスの既存のデータ通信プランにおいて、1カ月の通信量が5Gバイトを超えたら、2Gバイトごとに2625円を追加する設定を用意していた。今回、その制限を7Gバイトに引き上げるとともに、7Gバイト超の通信におけるデータ伝送速度を制限する代わりに追加料金を徴収しない方式を選択できるようにした。データ伝送速度を上り下りともに最大128kビット/秒に制限する。5Gバイトだった上限を7Gバイトに引き上げたのは、「7Gバイトであれば、スマートフォン・ユーザーの約98%が上限を超えないことになるため」(NTTドコモの山田氏)だという。7Gバイトを超えた際の追加料金の徴収もしくはデータ伝送速度の制限は、2012年10月から実施する予定。

 NTTドコモは、今回のXi対応タブレット端末の発売に合わせて、アプリやコンテンツのポータル・サイト「ドコモマーケット」を、タブレット端末にも対応させる。また、オンライン・サービスを提供するサード・パーティーとの協力も深める。動画配信サービスの「Hulu」(月額1480円)と「よしもとケータイバラエティJOOKEY」(月額315円)、ビデオ・コミュニケーション・サービス「Qikビデオ for DOCOMO」(プレミアム・サービスは月額4.99米ドル)、オンライン・ゲーム・サービス「G CLOUD」(料金はゲームによって異なる)の4種類のサービスについて、これらを利用するためのアプリを今回の2機種に事前に登録しておくほか、NTTドコモのユーザー限定の特典を用意するという。

Xiサービスのエリア拡大予定
[画像のクリックで拡大表示]
 NTTドコモは、2011年冬~2012年春モデルで、Xi対応のスマートフォンを4機種提供する計画である。Xiのサービス・エリアについては、当初の予定通り2012年3月までに全国の都道府県庁所在地および政令指定都市に拡大していく。さらに今回、2012年3月までに東海道・山陽新幹線の全駅の構内にXiエリアを追加する計画であることを明らかにした。