図1 ペン入力を可能に
図1 ペン入力を可能に
[画像のクリックで拡大表示]
図2 写真の切り抜きや手書き文字を扱える
図2 写真の切り抜きや手書き文字を扱える
[画像のクリックで拡大表示]
図2 薄型の「Tablet Tab 7.7」
図2 薄型の「Tablet Tab 7.7」
[画像のクリックで拡大表示]

 韓国Samsung Electronics社は、2011年9月2日(現地時間)にドイツのベルリンで開幕する欧州最大の家電展示会「IFA 2011」で、5.3型の有機ELパネルを搭載した携帯型情報端末「Galaxy Note」を出展する。開幕に先立って開いた記者発表会で公開した。米Google社のソフトウエア基盤「Android 2.3」を搭載し、外形寸法は146.85mmx82.95mmx9.65 mmと一般的なスマートフォンよりも大きく、タブレット端末に比べて小型で重さは178g。同社は、スマートフォンとタブレット端末の中間的なサイズの「新しいカテゴリの製品」と位置付け、携帯型情報端末の製品群を拡充する。

 特徴は、1280×800画素(285dpi)と高精細な有機ELタッチ・パネルと、同社が「S Pen」と呼ぶペン入力技術を導入したこと。この特徴を生かして、HD映像の再生や、ペン入力によるメモ書き、イラストの作成などの新たな応用分野を開拓する。

 ペン入力では、写真の切り抜き機能なども実現し、ユーザーが文字やイラスト、写真を使って制作した画像を他のユーザーと共有する仕組みなどを導入した。ペン入力機能では、ソフトウエア開発キットを公開し、外部の開発者がアプリケーション・ソフトウエアを開発しやすい環境を整える。ペン入力だけではなく、一般的なスマートフォンと同様に指によるタッチ操作も併用した。

 無線LANと第3世代移動通信による通信機能を備えるほか、機器同士を無線LANで直接つなぐための技術仕様「WiFi Direct」にも対応する。マイクロプロセサの動作周波数は1.4GHz。

 このほか、7型有機ELパネルを搭載した同社のタブレット端末「Galaxy Tab」の後継機種「Galaxy tab 7.7」も披露した。7.7型の有機ELパネル(1280×800画素)を搭載し、外形寸法が196.7mm×133mm×7.89mmと薄いことが特徴だ。重さは355g。「Android 3.2」を搭載する。