伊藤忠商事は、延長補償サービス事業者である米N.E.W. Customer Services社の子会社のNEWジャパンに出資した。今後はNEWジャパンを通じて、日本国内での延長補償サービス事業を展開する。

 延長補償サービスは、家電製品などの各種製品のメーカー保証が終了した後に、一定期間にわたって保証を実施するサービスである。日本における延長補償サービスの市場規模は1000億~1500億円程度と推定されるという。伊藤忠商事は「今後、エコ意識の高まりなどを受けて耐久消費財の使用年数が長期化し、延長補償サービスへの需要が高まる」とみている。

 N.E.W. Customer Services社は、独立系延長補償サービス事業者として、米国やカナダ、日本、中国、トルコ、英国の約6000人の従業員を通じて、約1億5000万件の延長補償サービス契約を保有している。伊藤忠商事は、自社の商社としてのビジネス・ノウハウとNEWジャパンのオペレーション・ノウハウを融合して、新たな延長補償サービスの展開を目指す。