図1 7型のタブレット端末「GALAPAGOS(A01SH)」(左)とモバイル・ルータ「Pocket WiFi(GP02)」(右)。全面に搭載するカメラの画素数は約200万。
図1 7型のタブレット端末「GALAPAGOS(A01SH)」(左)とモバイル・ルータ「Pocket WiFi(GP02)」(右)。全面に搭載するカメラの画素数は約200万。
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図2 イー・モバイル取扱店とイー・モバイル ショップではPocket WiFiシリーズとのセット販売を実施する。
図2 イー・モバイル取扱店とイー・モバイル ショップではPocket WiFiシリーズとのセット販売を実施する。
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図3 GALAPAGOS(A01SH)の背面。搭載するカメラの画素数は、約500万。加速度センサ/角速度センサ/方位センサ/照度センサなどを備える。
図3 GALAPAGOS(A01SH)の背面。搭載するカメラの画素数は、約500万。加速度センサ/角速度センサ/方位センサ/照度センサなどを備える。
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図4 電子書籍サービス「TSUTAYA GALAPAGOS」を立ち上げたところ。
図4 電子書籍サービス「TSUTAYA GALAPAGOS」を立ち上げたところ。
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 イー・アクセスとシャープは2011年8月3日、7型の液晶パネルを搭載したタブレット端末「GALAPAGOS(A01SH)」を発表した(イー・アクセスの発表資料シャープの発表資料)。イー・モバイル取扱店とイー・モバイル ショップで、2011年8月下旬に発売する。3G通信機能は備えていない。端末のみでも販売する他、イー・モバイルのモバイル・ルータ「Pocket WiFi」シリーズとのセット販売を実施する。販売価格は、「回答できないが、競合他社の製品と同等レベルになる予定」(イー・アクセス 執行役員 副社長の阿部基成氏)とする。

 外形寸法は約195mm×約122mm×約11.9~12.6mmで、重さは約389g。「イタリアMoleskine社が販売する手帳と同等のサイズ、350mLのペット・ボトルと同程度の重さを実現した」(シャープ 通信システム事業本部 副本部長 兼 メディアタブレット事業推進センター 所長の新井優司氏)とする。液晶パネルの画面寸法も、「外形寸法に合わせて決定した」(同氏)という。LEDバックライトを採用しており、画素数は1024×600(WSVGA)である。表面には、静電容量式のタッチ・パネルを施した。

 ソフトウェア基盤は米Google社の「Android 3.2」を、プロセサは米NVIDIA社の「Tegra 2」である。容量が1620mAhのLiイオン2次電池を2個直列に接続したものを搭載する。消費電力は最大約18Wであり、静止画を表示した際の連続駆動時間は約7.5時間となる。Liイオン2次電池はユーザー自身が交換できない。

 IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN機能やBluetoothによる無線通信機能を備える。3G通信機能は備えていない理由として、「お客様が通信回線をいくつまで契約するかを検討した結果、スマートフォンやケータイに1契約、データ通信端末に1契約している中、それに加えてタブレット専用の通信回線の契約は要望していないと判断した」(イー・アクセスの阿部氏)。

 Androidマーケットから各種のアプリケーション・ソフトウエアをダウンロードできる他、シャープとカルチュア・コンビニエンス・クラブが運営する電子書籍サービス「TSUTAYA GALAPAGOS」も利用可能。シャープ製の液晶テレビ「AQUOS」やBlu-ray Discレコーダー「AQUOSブルーレイ」との連携機能を備えており、開発品の表示画面をAQUOSに表示できる他、開発品でAQUOSやAQUOSブルーレイを操作できる(Tech-On!の関連記事)。

 ターゲット層として、(1)30~40代のビジネス・パーソン層や(2)ネット・ブックや10型のタブレット端末では大きい/重いと感じていた女性層、(3)ファミリー層を想定する。販売目標については明らかにしなかった。