米Apple社は、高速インタフェース「Thunderbolt」を搭載したノート・パソコン「MacBook Air」を発表した。さらに、Thunderboltで接続する27型ディスプレイ「Apple Thunderbolt Display」と、Thunderbolt対応Mac miniも発表した。同社はこれまでに、Thunderbolt対応のMacBook ProおよびiMacを発売していたが、ここへきて一気に対応製品を拡充してきた格好である（Apple社の関連ページ）
MacBook Airは、Mac OS X Lionを採用したノート・パソコンで、11型品と13型品がある。最薄部で0.3cm、最厚部でも1.7cmと薄く、重さも11型品で1.08kg、13型品でも1.35kgに抑えた。電池駆動時間は11型品で最長5時間、13型品で最長7時間としている。米Intel社のマイクロプロセサ「Core i5」および「Core i7」を搭載しており、Apple社によれば従来製品に比較して最大2倍程度、処理速度を高速化できているという。日本での価格は8万4800円からである。
Apple Thunderbolt Displayは、Apple社のノート・パソコンなどとThunderbolt経由で接続して利用するためのディスプレイ。GビットEthernetやFireWire 800、USB 2.0などの各種ポートを備えているため、ノート・パソコンの外部インタフェース機能を拡張する「ドッキング・ステーション」としての役割も兼ねる。「たった1本のケーブル（Thunderbolt）でディスプレイに接続するだけで、高性能な周辺機器などが利用可能になる」（Apple社）。Apple Thunderbolt DisplayのThunderboltポートは、最大5台のThunderbolt対応機器をデイジー・チェーン接続して利用できるという。価格は8万4800円。
Mac miniは、Mac OS X Lionを搭載し、マイクロプロセサにIntel社の「Core i5」および「Core i7」を採用した。搭載するThunderboltインタフェースを活用し、Apple Thunderbolt Displayと接続して利用できる。価格は、2.3GHz動作のCore i5搭載機種の場合で、5万2800円である。
