2011年6月11日時点で出荷台数が10万台を突破
2011年6月11日時点で出荷台数が10万台を突破
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 三洋電機は2011年7月13日、米からパンを作れるホームベーカリー「GOPAN」の出荷台数が発売から約7カ月で累計10万台を超えたことを明らかにした。年間での販売台数は、20万台程度になるもよう。ホームベーカリー市場は、2009年度が45万台、2010年度が63万台だったが、GOPAN効果によって2011年度は「80万台程度になる」(三洋電機コンシューマエレクトロニクス 家電事業部 企画統括部 リビング商品企画部 部長の松本安雄氏)と見込んでいる。

 GOPANは、2010年11月11日の発売から約3週間で2011年3月末までの販売計画台数である5万8000台を超える注文が殺到し、販売を一時停止していたが、同年4月27日から注文を再開した(関連記事)。それでも店舗によっては品薄状態が続いており、予約販売の状況が続いているという。そのため、当初計画していた業務用機種の販売やアジア地域への展開については、国内の販売状況が安定してから対応を進める計画である。

 三洋電機では、品薄状態からGOPANの販促活動を控えているが、米の消費拡大という目標を掲げる全国米穀店経営研究会の参加者によって発足した「お米の未来づくり研究会」への支援活動を今回表明した。お米の未来づくり研究会では、GOPANの発表から1周年となる2011年7月13日に、会員の米穀店で「GOPAN」の試食イベントを一斉に開催する予定。三洋電機では、お米の未来づくり研究会の米穀店を「お米の未来づくり推進店」として、自社のWEBサイト上で取り組みを紹介するなどの支援を進めていくという。