Google TV向けWebアプリのチャンネル・ガイド画面
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Facebookの知り合いが公開している動画の例
Facebookの知り合いが公開している動画の例
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 インターネットの動画から仮想チャンネルを提供するWebサービスを手掛けるベンチャー企業の米Redux社は、Google TV向けにこのサービスを提供するWebアプリケーション(以下、アプリ)の正式版を公開した(同社のブログ記事Tech-On!の関連記事)。

 Redux社の仮想チャンネル・サービスは、「curation」(キュレーション=人手による情報の整理)という手法を利用している。「機械的な分析よりも、curationの方が有望だと思っている」(同社 Founder兼CEOのDavid McIntosh氏)。同社は、特定の人物が選んだオンライン動画を仮想チャンネルに蓄積し、それをGoogle TVに提供する。Google TV向けのWebアプリの公開と同時に、動画プロダクションの米GreeneStreet Films社との提携によって独自の仮想チャンネルの提供も開始する。FacebookやTwitterといった大手SNSが公開しているAPIを利用することで、ユーザーの知り合いが公開している動画から仮想チャンネルを作ることもできる。

 Redux社は既に、韓国Samsung Electronics社のインターネット・テレビ向けにWebアプリを提供している。今回、提供を開始したGoogle TV向けのWebアプリは、Google TVが内蔵するHTML5対応のWebブラウザー「Chrome」で動作するため、Samsung社のテレビよりも高度なユーザー・インタフェースでFacebookやTwitterからの情報を表示できるという。例えば、チャンネル・ガイドに含まれる情報量が増え、操作も簡単になったとする。チャンネル・ガイドを操作しながら、バックグラウンドで動画を再生する機能にも対応した。