Android 2.3搭載の8機種
以下では、NTTドコモが今回発表したAndroid端末を、写真を交えて紹介する。（文中の外形寸法は高さ×幅×厚さ。厚さは最薄部）
Samsung Electronics社製の「GALAXY S II SC-02C」は、有機ELパネル「Super AMOLED Plus」の4.3型品（480×800画素）を搭載し、1.2GHz動作のデュアルコア型プロセサを採用したことを特徴とする。外形寸法は126mm×66mm×8.9mmで重さは約120g。Samsung社が2011年2月に発表した「Galaxy S II」（Tech-On!の関連記事）を基に、日本市場向けにワンセグ受信機能を加えたり、国内の電子書籍サービス用のアプリをプリインストールしたりといったカスタマイズを施した。Galaxy S IIに搭載したNFC機能は省いている。
NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「MEDIAS WP N-06C」は、2011年3月に発売された薄型スマートフォン「MEDIAS N-04C」（Tech-On!の関連記事）の防水タイプである。外形寸法は128mm×64mm×7.9mmで重さは約113g。N-04Cからの厚みの増加を約0.2mm、重さの増加を約8gに抑えた。リアル・フリートのブランド名「amadana」を冠したカラーも用意した。
Sony Ericsson Mobile Communications社製の「Xperia acro SO-02C」は、NTTドコモのXperiaシリーズ3機種目となる端末。液晶パネルやカメラ・モジュール、画像処理LSIなどの基本機能は2011年3月に発売された「Xperia arc SO-01C」（Tech-On!の関連記事）と同等で、Xperiaシリーズとして初めてFeliCa、ワンセグ、赤外線通信の機能を備えたものである。外形寸法は127mm×62mm×11.5mmで、重さは約135g。
シャープ製の「AQUOS PHONE SH-12C」は、筐体背面に設置した800万画素のCMOSカメラ2個で3次元（3D）の動画および静止画を撮影できるスマートフォン（Tech-On!の関連記事）。視差バリア方式による裸眼立体視に対応する、4.2型で540×960画素の高精細な液晶パネルを搭載する。CPU部が最大1.4GHzで動作するプロセサを採用した。外形寸法は127mm×64mm×11.9mmで、重さは約138g。NTTドコモは今回、シャープ製のスマートフォンとして、ワイヤレス充電に標準対応する防水仕様の「AQUOS PHONE f SH-13C」も発表している（Tech-On!の関連記事）。
富士通製の「F-12C」は、「らくらくホン」シリーズ向けに開発した、通話時の音声を聞きやすくする機能や、音声認識によってアプリを起動する機能などを導入したスマートフォン。タッチ操作時に指に触覚を与えるフィードバック機能により、ボタン操作に近い感覚を実現したとする。初めてスマートフォンを利用するユーザーに操作をうながすことを狙ったホーム画面「NX! Comfort UI」を採用した。防水仕様で、外形寸法は119mm×60mm×9.9mm。重さは約110gで、今回発表した9機種のスマートフォンの中では最軽量である。
パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P-07C」は、主に若い女性層を想定したデザインやソフトウエアを持たせた端末。ホーム画面やキーパッド画面などをデコレーションできる機能がある。片手での操作を容易にするために、（1）環状に表示したアプリ一覧を指でなぞって回転させながら任意のアプリを選択できるようにした「タッチスピードセレクター」、（2）キーパッドの表示サイズ・位置を変更できる「フィットキー」、などの独自UIを備えた。外形寸法は128mm×64mm×14.0mmで、重さは約140gである。
LG Electronics社製の「Optimus bright L-07C」は、同社のグローバル機種「Optimus Black」を基に開発した日本独自仕様の機種である。最大輝度が700cd/m2と高い、昼間の屋外などでも視認性が高い4型の液晶パネルを搭載する。端末が持ちやすくなるように手の形状に合わせて側面および背面に傾斜を持たせている。「別のカバーを付けると傾斜が失われてしまう」（説明員）ことから、色違いの背面カバー3種を同梱する。外形寸法は122mm×64mm×9.5mmで、重さは約112gである。
