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Wi-Fi Allianceが映像送信技術仕様など今後のロードマップを語る

  • 中道 理=日経エレクトロニクス
  • 2011/05/16 19:09
  • 1/1ページ

 無線LAN機器の相互接続認証・普及促進団体であるWi-Fi Allianceは2011年5月16日、東京都内で説明会を開催し、今後策定する技術仕様や認証プログラムのロードマップを明らかにした。

 現在、最も精力的に取り組んでいるのが、「Wi-Fi CERTIFIED Hotspot」と呼ぶ技術仕様である。この技術仕様は、第3世代移動通信(3G)などの移動通信ネットワークや複数の公衆無線LANの間を、シームレスにつなぐための技術仕様。利用者は、移動通信サービス、公衆無線LAN、あるいはローミング先の公衆無線LANを意識せずに利用できるようになる。そのために、(1)利用者や通信事業者のポリシー、ネットワークの状態などに従い、最適なネットワークを発見する仕組み、(2)SIMカードなどの認証方法を使ってネットワークへのアクセスを自動承認する仕組み、(3)新規ユーザー・アカウント作成過程、(4)WPA2による通信の暗号化、を定めるという。現在、技術仕様は近日中に公開するという。認定テストは2012年中頃に開始する予定である。相互接続認証は無線LAN端末とアクセスポイント両方を対象とする。

 このほか、認証プログラム策定を行っている技術仕様として、「Wi-Fi Display」「VHT(Very High Throughput)」「60GHz帯を使った超高速通信」「Wi-Fi Certified Smart Energy Profile 2.0(SEP 2.0)」を紹介した。Wi-Fi Displayは携帯電話機やパソコンの映像をテレビ受像機などに投影するための技術仕様。米Intel社が開発している「Wireless Display」(WiDi)対抗の技術とみられる。2012年上半期に認証プログラムを開始する予定である。

 VHTはIEEE802.11nを拡張し、5GHz帯を使って物理層レベルで最大1Gビット/秒までの通信を実現する技術である。通信範囲は現在の無線LANと同じ。2012年下半期に認証プログラムを開始する。60GHzは、IEEE802.11adに準拠した最大7Gビット/秒の通信速度を実現技術。近距離を対象としており、非圧縮のHDビデオを送信することを想定している。2012年下半期に認証プログラムを開始する計画だ。Wi-Fi Certified SEP 2.0はスマート・メーター向けの通信仕様「Smart Energy Profile 2.0」を無線LANに適用したものである。こちらの認証プログラム開始は未定である。

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