紅柄色の血圧計(エー・アンド・デイ)
紅柄色の血圧計(エー・アンド・デイ)
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漆黒の血圧計(エー・アンド・デイ)
漆黒の血圧計(エー・アンド・デイ)
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ディープピンクの体組成計(エレコム)
ディープピンクの体組成計(エレコム)
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ホワイトの体組成計(エレコム)
ホワイトの体組成計(エレコム)
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 デザイン性にこだわった健康機器が、相次いで発表された。例えば、エー・アンド・デイは、筐体に日本の伝統色である胡粉色(白)、紅柄色(赤)、漆黒(黒)の色を施した血圧計をそれぞれ発売する。いずれも、民話などで“長寿の象徴”とされる鶴の色合いであり、主に高齢者をターゲットにする。一方、エレコムは、女性をターゲットに、華やかな動植物柄のプリントを施した体組成計を発売する。このように“個性”や“所有する喜び”を健康機器に付加することで、測定行為の習慣化を促す狙いがあるとみられる。

 エー・アンド・デイは、上腕式血圧計「UA-621」を2011年5月25日に発売。シンプル血圧計「UA-772K」と朝・夜メモリ血圧計「UA-774J」を同6月25日に発売する。金属や天然ゴムのアレルギーを防止するための脱アレルギー・カフを「業界で初めて」(同社)採用した。測定値がWHO(世界保健機関)の血圧分類でどの領域にあるかがひと目で分かる6段階分け血圧レベル表示や、血圧測定と同時に脈のゆらぎチェックができる不規則脈(IHB)検知を標準装備する。

 価格はオープンだが、店頭想定価格はUA-621が4980 円前後、UA-772Kが5480円前後、UA-774Jが5980円前後である。初年度に、計5万台の販売を計画する。

 一方、エレコムは体組成計「DRESSIOUS(ドレシャス)」を、2011年5月中旬に発売する。体重のほかに、体脂肪率や体水分率、筋肉量、推定骨量が同時に計れる。底面には、すべり止めのためにゴム足を装備した。価格はオープン。