シャープが開発した「ドコモ スマートフォン AQUOS PHONE SH-12C」
シャープが開発した「ドコモ スマートフォン AQUOS PHONE SH-12C」
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 NTTドコモは2011年5月11日、2個のカメラで3次元(3D)映像が撮影可能なスマートフォン「ドコモ スマートフォン AQUOS PHONE SH-12C」を発表した(NTTドコモの発表資料シャープの発表資料)。端末の開発はシャープが手掛けた。2011年5月20日に発売する予定。シャープは国内外の展示会で、同様のコンセプトを備えたスマートフォンの試作機を披露していた(Tech-On!の関連記事1)。

 SH-12Cは、筐体背面に800万画素のCMOSカメラを2個搭載する。3D対応の静止画とHD動画(720p)を撮影できる。同社の従来のスマートフォンでは、静止画の撮影にのみ対応していた(Tech-On!の関連記事2)。「視差バリア」方式の裸眼3D対応の4.2型液晶ディスプレイを搭載しており、3D映像の視聴も可能。通常の2次元(2D)映像表示時の画素数は540×960である。

 外形寸法は約64mm×127mm×11.9mm(最薄部)、重さは約138g。ソフトウエア基盤には米Google社の「Android」を採用しており、バージョンは2.3である。SH-12Cを無線LANルーターとして使う、いわゆる「テザリング」機能に対応する。この他、おサイフケータイやワンセグ視聴、赤外線通信といった国内向け機能を備える。