二子玉川で屋内外のシームレス位置情報サービス基盤を実証へ、インディゴと測位衛星技術
インディゴと測位衛星技術は、屋内での測位を可能とする技術「IMES」とGPSを活用した、屋内外のシームレス位置情報サービス基盤を開発し、二子玉川ライズ(東京都)にて実証実験を開始した。当面は屋内マップやTwitter情報のマッシュ・アップといったモデルを検証する。将来的には、位置情報と関連した広告や各種センサとの連携、空間利用状況の分析などにも実証範囲を広げる計画である。
実証実験の拠点となるのは、二子玉川ライズのオフィス棟にある「カタリストBA」と呼ぶ施設である。カタリストBAの天井裏に、IMES対応の送信機を9個設置した。IMES対応の送信機は簡易型のGPS信号送信機となっており、緯度や経度、高さの情報を配信する。今回の実証実験では、信号の受信に小型の端末を利用する計画である。小型端末が受信した位置情報を、Bluetoothを介してスマートフォンやタブレット端末に送る仕組み。これにより、スマートフォンやタブレット端末で位置情報に基づくサービスを受けられる。なお今回の実証実験は、米Microsoft社のクラウド・プラットフォーム「Windows Azure」を利用している。
カタリストBAは、2010年8月設立の「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」が、会員企業の交流の場として設置した施設である。同施設は少なくとも2015年ごろまで運営する計画であり、その間は屋内位置情報サービスの実証実験ができる見込みだ。
長期間の実証実験が可能になったことで、「屋内位置情報サービスに興味を持った企業がアプリケーションの開発に取り組みやすくなる」(測位衛星技術)と期待を寄せる。従来のような短期間の実証実験では、アプリケーション開発までこぎつけるのが難しかったという。インディゴと測位衛星技術は、コンソーシアムの会員企業とのコラボレーションを通じて、屋内における位置情報サービスの創出に向けた用途開発やビジネス・モデルの開発を目指す。













