古河電気工業は, 2011年3月17日時点での同社グループにおける被害とその復旧状況について発表した(ニュース・リリース)。概要は以下の通り。

1.千葉事業所(千葉県市原市)。3月17日より製品出荷に向けて試運転を開始。軽傷者はいたものの,大きな人的被害はなし。中央排水溝は損傷していたが,仮復旧済み。被災設備は順次復旧している。

2.日光事業所(栃木県日光市)。操業再開。人的被害はなし。「メイン導水管」や,工場の天井や壁が損傷していたが、補修が完了した。

3.銅箔事業所(栃木県日光市)。計画停電の影響から1週間程度操業を見合わせ。人的被害はなし。被災設備は順次復旧しているという。

4.平塚事業所(神奈川県平塚市)。操業再開。人的被害はなし。設備への大きな被害もなし。

5.横浜事業所(神奈川県横浜市)。通常業務を行っている。人的被害はなく,業務に支障が出るような物的損害もなかった。

 グループ各社については以下の通り。

1.古河スカイは,深谷工場(埼玉県深谷市)、日光工場(栃木県日光市)、小山工場(栃木県小山市)で操業を再開。人的被害はなし。一部設備に軽微な被害を受けたが、復旧したという。

2.古河電池 いわき工場(福島県いわき市)。工業用水などの供給が停止しており、操業停止中。人的被害はなく,設備でも大きな被害はなし。

3.その他のグループ会社については,人的被害および重大な設備上の被害はないとする。