東北大学大学院教授の高橋研氏、同助教の小川智之氏、戸田工業などの研究グループは、窒化鉄(Fe16N2)の粉末をグラム単位で生成することに成功した(図1)。同グループは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「希少金属代替材料開発プロジェクト」の一環として、Fe16N2を希土類元素を使わない強力磁石材料の候補として研究を進める中で、今回、Fe16N2の粉末を91%と高い純度で、かつグラム単位で再現性を持って生成することに、世界で初めて成功したという。
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