2011年2月26日,裸眼での3D表示に対応する任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」が発売された。日経エレクトロニクス分解班は,3DSを発売日に入手することができた。
とはいえ,前回の「ニンテンドーDSi」のように,朝早くから並んだわけではない。2011年1月20日に,大手家電量販店で予約していたのである。
日経エレクトロニクス分解班が,予約していたのは東京・有楽町にある某家電量販店。予約開始日の2011年1月20日は,開店前から200人を超す長蛇の列となっていた。ただし,発売日である2月26日は,通常の土曜日(午前中)と大きく変わらない状況だった。この量販店では,「本日(2月26日)の販売は予約した方のみ」(店員)とのこと。行列などが見られなかったのは,そのせいかもしれない。なお,分解班のあるメンバーによると,東京・池袋にある同家電量販店の店舗も予約販売のみだったにもかかわらず,店舗内の階段に伸びるような形で行列ができていた。
編集部に戻り,早速,箱を開けてみる。中には,3DS本体と充電器(クレードルとACアダプタ),説明書類,そしてAR(拡張現実感)ゲームである「ARゲームズ」のカードなどが入っていた。2GバイトのSDメモリーカード(東芝製)やタッチペンは3DS本体に格納されている。
3DSの最大のウリである裸眼での3D表示の実力はいかほどか。早速,電源を入れて,3D表示を見てみることにした。
――その2に続く――