台湾で今,変わった電子書籍端末が売られている。ペン・タブレット(手書き認識装置)をベースにした電子書籍端末「Eee Note EA-800」である(図1~3)。台湾ASUSTeK Computer, Inc.(華碩)が売り出したもので,モノクロ液晶パネルを搭載し,ワコムが開発した手書き認識技術を導入している。しかもそのモノクロ液晶は,米Pixel Qi社が設計したとの噂だ。Pixel Qi社は「100ドル・パソコン」を契機に設立された企業である。

図1 iPadよりも面積は一回り小さい
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図2 厚さもiPadを下回る
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ディスプレイ8型、アスペクト比4対3、XGA(768x1024画素)、グレースケール64階調、表面硬度3H、アンチグレア
タッチパネル圧力感度は256段階、分解能0.01mm (2540dpi) 、位置精度はペンが垂直なとき±0.4mm、50度のとき±3mm
無線LAN形式802.11b/g
ストレージ4GB、 16GBまでのMicroSDカードを追加可
内蔵カメラ200万画素
音声入出力1Wのモノラル・スピーカーとマイクを内蔵
入出力端子micro USB、MicroSD、3.5mmイヤホン
内蔵電池容量3700mAh
連続閲覧/書き込み時間無線LANオン10時間、同オフ13.5時間
連続スタンバイ時間10日
OSLinux
展開できるファイル形式PDF、ePub、MP3、JPEG、BMP、GIF、PNG、以下はパソコン・ソフトでPDFに自動変換した後表示(txt、doc、docx、xls、xlsx、ppt、pptx)
外形寸法139mm×222.4mm×11mm
本体重さ520g
図3 Eee Note EA-800の仕様