図1 LG社のDiiVA対応テレビ
図1 LG社のDiiVA対応テレビ
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図2 電力供給のデモ。右側のノート・パソコンから左側のモニターに電力を供給している
図2 電力供給のデモ。右側のノート・パソコンから左側のモニターに電力を供給している
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 AVインタフェース規格「DiiVA」の規格策定や普及推進を図るDiiVA Consortiumは,同規格に対応したテレビを複数台,「2011 International CES」(米国ラスベガス,2011年1月6~9日開催)に出展した。中国のKonka社やHisense社,Skyworth社,TCL社,そして韓国のLG Electronics社やSamsung Electronics社のDiiVA対応テレビである(図1)。このうち発売することが明確なのは,「LG Electronics社」(説明員)。2011年第2四半期に出荷予定とする。

 DiiVAを利用すれば,ケーブル一本で非圧縮のHD映像と音声の伝送と,電力供給などを行える。展示ブースでは,供給電力をこれまでの5W(5V×1A)から24W(12V×2A)に引き上げた動作実演を披露した。ノート・パソコンとモニターをDiiVAケーブルで接続し,ノート・パソコンからモニターに電力を供給することで,電源ケーブルを利用することなくモニターを駆動させてみせた。さらに,このモニターにはマウスとキーボード,そしてWebカメラの三つがUSBで接続されており,この三つの機器も問題なく動作していた。ただし,現時点では24Wの電力供給機能をDiiVAの仕様に盛り込む予定はない。