米National Semiconductor Corp.は，出力電圧範囲が＋6～24Vと広く，最大出力電流が3Aの降圧型DC-DCコンバータ・モジュール「LMZ14203H」を発売した。同社のDC-DCコンバータ・モジュールである「SIMPLE SWITCHER power module」ファミリに含まれる製品である。同期整流方式を採用した降圧型DC-DCコンバータであり，変換効率は最大で97％が得られるとする（入力電圧が＋15V，出力電圧が＋12V，出力電流が1Aのとき）。磁気遮蔽を施したインダクタ（10μH）も内蔵しているため，DC-DCコンバータ回路のレイアウト設計が大幅に簡略化できる。同社によると，LDOレギュレータICと同程度の手軽さで，DC-DCコンバータICを使えるようになるという。分散型電源アーキテクチャにおける，＋12Vや＋24Vなどの中間バス電圧の生成用途などに向ける。
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