図1 高級コンパクト・カメラ「OLYMPUS XZ-1」
図1 高級コンパクト・カメラ「OLYMPUS XZ-1」
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図2 本体色はブラックのほか,ホワイトを用意した
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図3 photokina 2010で披露したモックアップ
図3 photokina 2010で披露したモックアップ
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図4 3型で約61万画素の有機ELディスプレイを搭載
図4 3型で約61万画素の有機ELディスプレイを搭載
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 オリンパスは2010年1月12日,コンパクト型デジタル・カメラとして初めて「ZUIKO」ブランドのレンズを搭載した高級機「OLYMPUS XZ-1」を発表した(図1,2,発表資料1)。焦点距離は28~112mm(35mmフィルム判換算)で,開放F値は1.8-2.5。光学4倍ズーム・レンズとしては広角端から望遠端まで全域が明るいのが大きな特徴である。2011年2月中旬に販売を開始する。価格はオープンで,想定実売価格は6万円前後の見込み。

 OLYMPUS XZ-1は,2010年9月の「photokina 2010」でモックアップを展示し,開発を発表した高級コンパクト機を製品化したもの(図3)。「2011 International CES」で実機を初公開した。米国では499.99米ドルで2011年1月中に発売する。

 有効1000万画素の1/1.63型CCDを搭載する。背面には,3型で約61万画素の有機ELディスプレイを備える(図4)。記録媒体はSD/SDHC/SDXCメモリ・カードに対応する。外形寸法は110.6mm×64.8mm×42.3mm。重さは約275g(充電池やメモリ・カードを含む)である。

 画像処理エンジンは,同日に発表となったミラーレス・カメラ「OLYMPUS Lite E-PL2」などと同様の「TruePic V」を搭載する(発表資料2)。PENシリーズと共用のアクセサリ・ポートを装備し,電子式ファインダー(electric view finder:EVF)の「VF-2」やマイク・アダプター「SEMA-1」,アーム・ライト「MAL-1」を装着できる。

 ただし,同時発表のBluetoothを搭載したコミュニケーションユニット「OLYMPUS PENPAL PP-1」は利用できない(発表資料3)。PENPAL PP-1は,スマートフォンやPENPAL PP-1を装着したデジタル・カメラにJPEG画像を送信できるもの。スマートフォンを利用し,ブログやTwitterなどのWebサービスに画像をアップロードしやすくなるとする。