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【麻倉怜士CES報告11】続報:なぜソニーの「3Dグラストロン」は素晴らしいのか

2011/01/08 16:55
麻倉 怜士=評論家,日本画質学会副会長
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 ソニーのヘッド・マウント型ディスプレイ「3Dグラストロン」が素晴らしいと報告したが(Tech-On!関連記事),なぜ素晴らしいのかを検証してみた。通常の3Dテレビと全く異なるのが,二つのディスプレイで再生することである。

 通常の3D(3次元)テレビは,一つのディスプレイに時間差や空間差をつけて左右の画像を出す。それらを,メガネを用いて分離して見るのがメガネ式3Dテレビである。裸眼式3Dテレビは,空間差のみで映像を分離し,左右の目にそれぞれの映像をいれる。いずれも,クロストークやフリッカ(ちらつき)が発生する。畢竟,一つのディスプレイで二つの映像を見るからだ。

 しかし,「3Dグラストロン」は違う。二つのディスプレイで,左右に完全に独立した映像を届けるのである。従って,クロストークやフリッカは皆無なのである。人が二つの目で物体の立体感を認識するメカニズムと基本的に同じだから,とても自然に見える。大昔からある,二眼式の覗き立体箱の要領だ。

 ポイントは二つのディスプレイの角度である。これがとても微妙である。絶妙な角度に設定しているようだ。「ディスプレイは画質最高の有機EL」なのだから,これぞ理想の3Dディスプレイなのである。

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