床を水洗浄する「Scooba 230」
床を水洗浄する「Scooba 230」
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従来製品の「Scooba 350」(左)との大きさの比較
従来製品の「Scooba 350」(左)との大きさの比較
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従来の掃除ロボットの改良型である「Roomba 700」シリーズ
従来の掃除ロボットの改良型である「Roomba 700」シリーズ
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 米iRobot Corp.は「2011 International CES」で,床を水洗浄する自動掃除ロボットの新製品「Scooba 230」を発表した。2011年春に米国で発売する。価格は299米ドル。その他の地域では同年冬に発売する。

 本体は,直径が6.5インチ(約16.5cm),高さが3.5インチ(約8.9cm)と,従来製品の「Scooba 350」から大幅に小型化した。150平方フィート(約14m2)までのリノリウム,タイル,コーティングされた硬い木の床を1回で掃除できる。広い部屋を掃除する45分のモードと狭い部屋を掃除する20分のモードを備える。

 本体に水を入れてから動作させ,掃除が終わったらユーザーが汚れた水を捨てる。掃除は三つの段階で行う。まず床を水で洗い,次にブラシで床をこすり,最後に汚れた水を吸い取る。汚れた水は使用前の水に混じらないように分離されている。40種類の動作を記憶しており,1秒間に60以上の判断を行って最適な動作を行うという。壁の検知に加え,段差から落ちるような個所も検知して回避する。

 同社は,従来の掃除ロボットの改良型である「Roomba 700」シリーズも展示した。掃除ヘッドなどを改良した。Scooba 230と同じく,米国で2011年春,その他の地域は同年冬に発売する。価格は449米ドルから。