2010年秋に登場したゲーム機に向けたジェスチャー入力コントローラの売れ行きが好調だ。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「PlayStation(PS) Move モーションコントローラ」と,米Microsoft Corp.の「Kinect for Xbox360」である。

 PS Move モーションコントローラは,プレイステーション 3(PS3)向けジェスチャー入力システム「PlayStation Move」で用いる棒状の専用端末である(Tech-On!関連記事1PS Moveの分解記事)。2010年9月の発売からわずか1カ月ほどで,全世界の累計売上台数が250万台を突破し,2010年11月末時点で410万台に到達したという(Tech-On!関連記事2発表資料)。

 一方,Kinectは,端末を持たずにユーザーの動きだけで操作できる「Xbox 360」向けジェスチャー入力コントローラである(Tech-On!関連記事3Kinectの分解記事)。2010年11月4日から北米で発売されたのを皮切りに,欧州や日本などで販売され,全世界における販売台数は11月4日から25日間で250万台を突破したという(発表資料)。年末商戦でさらに販売台数を伸ばし,2010年内で500万台を目指すとしている。