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ベルギーのIMECは,なぜ強い

徹底した顧客至上主義と小国ゆえの優位性

高橋 史忠=日経エレクトロニクス
2010/11/24 00:00
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 2010年11月16日の昼過ぎ。国内のエレクトロニクス関連メーカーで研究開発にかかわる担当者が,東京都内の高級ホテルに続々と集まった。ベルギーの研究機関であるIMECが開いたセミナーに参加するためだ。

 集まった人数は約250人。IMECのCEO(最高経営責任者)を務めるLuc Van den hove氏が語る2025年の未来社会のビジョンを皮切りに,現在進行中の研究プロジェクトが次々と披露された。会場では,プロジェクターが映し出すプレゼンテーション資料や説明について,随所随所でメモを取りながら真剣な表情で耳を傾ける姿が目立った。

 IMECは,半導体プロセス分野を中心に技術開発を手掛ける研究組織である。1984年にベルギーのフランダース政府の肝煎りで設立された同研究機関の存在感が,ここにきて高まっている。

図版説明
ベルギーのルーベンにあるIMEC

 設立当初,大学の研究者を中心に70人ほどの小所帯でスタートしたIMECの人員は,2010年に組織全体で約1800人に膨れ上がった。この中で,研究に携わる人員は1200人を超える。共同研究のプロジェクトに参加する企業の増加とともに,IMECの売上高はほぼ右肩上がりに増えている。2009年の売上高は,2億7500万ユーロ(1ユーロ=113円換算で約311億円)に達した。

 米Intel社や韓国Samsung Electronics社といった大手半導体メーカーをはじめ,半導体製造装置メーカーなど600社ほどの企業がIMECとパートナーシップを結ぶ。2010年5月には中国・上海にも研究開発センターを設立するなど“新規市場”の開拓にも積極的だ。

パナソニック,コア技術開発の戦略拠点に

 日本の半導体メーカーでは,エルピーダメモリやパナソニックなどがIMECと共同研究を手掛ける。中でも積極的なのはパナソニックだ。世界で数社しかいないIMECのコアパートナーの1社である。

 パナソニックは,2004年にIMECとの半導体プロセス技術の共同研究を開始した。デジタル家電向けのシステムLSI「UniPhier」に使った65nmと45nmの半導体プロセスで中核となった量産技術はIMECとの共同研究による成果だ。このほかにも,学会発表レベルでは,VLSIシンポジウムやIEDMでの20本を超える論文という形で共同研究の成果が上がっている。

 2008年11月には,半導体プロセス技術に加え,ソフトウエア無線やヘルスケア関連の超低電力無線,ミリ波デバイスなどの広範囲の技術分野を含めた包括提携を結び,同年12月にはIMEC内に「パナソニックIMECセンター」を設立した。2010年5月にパナソニックが発表した中期経営計画「GT12」で定めた「環境」「エネルギー」「ヘルスケア」など6重点事業のカギとなるコア技術開発の戦略拠点である。

 IMECのLuc氏は,多くの企業が集まるIMECの存在意義をこう説明する。「世界的な大企業であっても,1社が社内の研究開発リソースだけで成果を挙げることは極めて難しくなった。それを支援するのがIMECの役割だ」。

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