コグネックス(本社東京)は、フラット・パネル・ディスプレイや太陽光発電パネル、2次電池、スマートフォンなどの工業製品の製造プロセスにおいて、高精度な位置決めを標準的な解像度のカメラで実現できるシステム「In-Sight AlignPlus」を発表した。これまで画像処理による高精度な位置決めを行うには、高解像度ながらも視野の狭いカメラを複数台用い、より高分解能で低ひずみのレンズを適用することが不可欠だった。加えて、狭い視野での高精度な位置決めを行う準備として、高精度位置決め用の領域に広めの視野でターゲットを粗く位置決めする工程を追加しなければならない場合が多かった。そのため、位置決め作業に時間が余計にかかったり、複数台の高解像度カメラを使うことによって演算時間が増加したりしてしまうため、画像処理による高精度な位置決め作業は製造のボトルネックとなっていた。
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