近接無線規格「TransferJet」の仕様策定・普及促進などを図るTransferJetコンソーシアムは,アンテナとして利用する各種カプラを出展した。少なくとも7社のカプラが展示されていた。以下,写真と共に各社のカプラを紹介する。

アドバネクスのカプラ。ノート・パソコンやクレードル,OA機器,デジタル・サイネージ,キオスク端末での利用を想定する。

日立電線のカプラ。

村田製作所のカプラ。

日星電気のカプラ。

SMKのカプラ。一番上にある,平たい円形の電極を備えたものが「基準カプラ」である。コンプライアンス試験で対応機器の相互接続性を調べるためなどに利用する。中央と下部のカプラは,携帯電話機などの携帯機器やプリンターなどへの用途を想定する。

東光のカプラ。携帯機器向けにSMD型にして小型化している。

東京特殊電線のカプラ。コイルを利用している。携帯電話機やデジタル・カメラ,ゲーム機などでの利用を想定する。

東光が参考出展した,厚さが0.9mmと薄い低背カプラ。大きさは5.5mm角である。TransferJetコンソーシアムのブースではなく,自社ブースでパネル展示した。