米Googleは米国時間2010年10月4日、ネット上のさまざまなコンテンツを家庭の大画面テレビで利用できるようにする「Google TV」のサービスに、大手メディア企業やネット企業など合計10社以上が参加すると発表した。また各種の機能を紹介するWebサイトを開設した。ここで詳細情報を確認できるとしてる。

 米Turner Broadcasting System(TBS)傘下の放送局CNNや、新聞社のNew York Times、USA TodayなどがGoogle TV向けにWebサイトを最適化しているほか、米3大ネットワークNBC Universal傘下のニュース専門放送局CNBCや、米Time Warner傘下のケーブルテレビ局HBO(Home Box Office)、米Amazon.comのVODサービス「Amazon Video On Demand」が、ニュースやテレビ番組、映画の配信を始める予定。またGoogle傘下の動画共有サービスYouTubeが先ごろ発表したテレビ用ユーザーインタフェース「YouTube Leanback」がGoogle TVで提供されることになる(関連記事:米GoogleがYouTubeを「ながら見」できる新UI、マウス操作不要で動画選択)。

 Google TVでは、スマートフォンと同様にアプリケーションの仕組みが用意され、ネット企業など各社が専用のアプリを開発、公開する。これにはオンライン映画レンタルの米Netflix、ミニブログの米Twitter、音楽配信の米Napster、インターネットラジオの米Pandoraなどが参加する見込み。

 Google TVは今年5月に開催した開発者会議「Google I/O 2010」で発表したAndroidベースのソフトウエア基盤である(関連記事:テレビとWebを融合する「Google TV」を発表、ソニーやIntelと提携)。米メディア(Wall Street Journal)によると、ソニーが10月中にも米国で対応テレビとBlu-rayプレイヤーを発表する見込み。また同記事は、スイスLogitech Internationalが「Revue」と呼ぶセットトップボックスを10月6日にサンフランシスコで発表すると伝えている。

[発表資料]