NTTドコモは2010年9月27日，カーナビなどに向けた情報提供サービス「ドコモ ドライブネット」を同年10月末に開始すると発表した（報道発表資料）。月額使用料は315円で，別途通信料がかかる。三洋電機は，このサービスを利用できるFOMA通信モジュール内蔵の簡易型カーナビ（PND）「ゴリラプラス」を，サービス開始に合わせて発売する（ニュースリリース）。このサービスは，2010年第4四半期にはスマートフォンにも対応する予定。
最新の地図情報，現在位置に応じた交通情報やエリア情報などを提供する。VICSの交通情報に加え，他車の走行データ（サービス開始当初は全国1万2000台相当のタクシー情報）による渋滞情報を提供。エリア情報としては，駐車場の満空情報，ガソリンスタンドの価格情報，オービス/取り締まり情報，天気予報などを提供する。同サービスの利用者同士でグループ登録することで，お互いの現在位置を表示することもできる。気象庁による緊急地震速報や地方自治体等による災害情報などの表示機能も備える。
通信料金には，2年単位の契約を前提にした「ドライブネットプラン割」を用意。料金プランとして，20万パケットまでは定額で，それ以上の通信を停止する「ドライブネットプラン」と，20万パケットまでは定額で，超えた分は上限額まで従量制の「ドライブネットプラン フル」の二つを用意する。ドライブネットプラン割加入の場合，定額料金は525円で，ドライブネットプラン フルの上限額は5985円になる。ドライブネットプラン割非加入の場合，定額料金は1050円で，ドライブネットプラン フルの上限額は9765円になる。
スマートフォンでは，専用のソフトウエア・アプリケーション（以下，アプリ）をダウンロードして，そのアプリ上でサービスを利用できるようになる予定。カーナビと同じように，スマートフォン上に地図を表示してサービスを利用できるようになるという。スマートフォンでの利用料金は未定。iモードへの対応も未定だが「前向きに検討している」（NTTドコモ広報部）とする。
