SystemC TLMのバーチャル・プラットフォームのデモ・キットをOCP-IPが無償提供へ≪訂正あり≫
米Open Core Protocol International Partnership(OCP-IP)は, SystemC TLM 2.0に準拠するバーチャル・プラットフォームのデモ・キット(モデル)「Virtual Platform Demo」を発表した(ニュース・リリース:PDF)。OCP-IPのホームページから会員・非会員にかかわらず,ダウンロードできる。
今回のデモ・キットは,OCP-IPのトランザクション・レベル・モデリングのキット「TLM Modeling Kit」(Tech-On!関連記事1)と,英Imperas Ltd.のバーチャル・プラットフォームの「OVP:Open Virtual Platforms」(Tech-On!関連記事2)を組み合わせて実現した。開発を実際に行ったのは,インドのCircuitSutra Technologies Pvt Ltd.である。CircuitSutraは,以前にSTARC準拠のトランザクション・レベル・モデリングの学習用モデルを開発した実績などを持つ(Tech-On!関連記事3)。
OCP-IPによれば,このデモ・キットを使うことで,ESL環境の立ち上げが容易になるという。例えば,SoC設計者は,このデモ・キットをベースに自分専用のバーチャル・プラットフォームを開発できる。またIPコアの開発者は,開発したIPコアがSystemC TLMのバーチャル・プラットフォームで首尾よく稼働するかどうかのチェックに利用可能である。
このデモ・キットでLinuxのbusy boxを起動するのに必要な時間は10秒程度と短いため,「組み込みソフトウェア開発にすぐに利用できる」とOCP-IPは言う。周辺回路のモデルはTL4とTL3を使っているが,それをTL2やTL1に変更することも可能とする。
この記事の掲載当初,「TLM Modeling Kit」の開発元がCircuitSutra Technologies Pvt Ltd.との記述がありましたが,同社が開発したのは,「STARCのSystemC TLモデリングガイド準拠のTLMデモキット」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。












