Virage,NXP発のアナログIPコアとオンチップ・バスIPコアなどを発売
米Virage Logic Corp.は,アナログIPコア・ファミリの「SiANA」(ニュース・リリース1)とSoCインフラ回路IPコア・ファミリの「Integra」(ニュース・リリース2)を発表した。どちらも,もともと2009年11月に買収したオランダNXP Semiconductors Ltd.のCMOS SoC向けIPコアであり(Tech-On!関連記事,同2),Virageの製品として販売できるように仕上げた。
アナログIPコアのSiANAは台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd.)の90nm,65nm,45nmの低電力プロセス向けに設計されている。デジタル・テレビやセットトップ・ボックス,携帯型音楽プレーヤなどのデジタル民生機器,および携帯電話や無線LANなど用の通信機器を狙う。
SiANAは三つの製品群からなる。クロック関連回路,データ・コンバータ,基準電圧/センサである。クロック関連回路には,水晶発振回路,PLL,スペクトラム拡散機能付きPLLが含まれる。水晶発振回路の周波数は32kHzや66MHzなど,PLLとスペクトラム拡散機能付きPLLは入力4kHz〜150MHzで出力4.3MHz〜550MHzのものなどが用意されている。
データ変換器は16ビットのオーデオ用A-D変換器や同D-A変換器,ビデオ用の12ビットの高速A-D変換器,制御用途の10/12ビットのA-D/D-A変換器などがある。基準電圧/センサには,0.7Vや1.2Vのバンドギャップ基準電圧源,温度センサなどを用意する。
一方,SoCインフラのIntegraファミリは,マルチレイヤのオンチップ・バスの「Integra Multi-layer Network」,制御用オンチップ・バスの「Integra Control Network」,QoS回路の「Integra QoS Engine」,メモリ・コントーラの「Integra Memory Controller」などからなる。Integra Multi-layer NetworkはAMBA AXI/AHB/APBプロトコルをサポートする。同期,非同期,ソース・シンクロナスのバス・ブリッジを用意している。マルチクロック,マルチボルテージのチップに対応可能という。
Integra Control Networkは,制御端子をつなぐもので,同じくAMBA AXI/AHB/APBプロトコルをサポートする。Integra QoS Engineはオンチップ・バスとメモリ・コントローラの間に入れて,QoSを提供するもの。例えば,特定のポートのレイテンシのレートを保証する。Integra Memory Controllerとしては,今回,埋め込みSRAMブロックおよび同ROMブロック向けの回路を用意した。AMBA AXI用とAHB用がある。
なおVirageは,1カ月ほど前にNXPからのCMOS SoC向けIPコアのうち,プロセサ周辺回路を「Processor Peripheral IP Core」として発売している(当時の日本語版ニュース・リリース3)。UARTやUSART, GPIO, SPI, I2Cなどの入出力回路, 汎用タイマやウオッチドッグ・タイマなどのタイマ回路が含まれる。













