【EV開発技術展】スペクトリス、温度による誤差が小さいトルクメーターを出展
スペクトリス(本社東京)は、電気自動車やハイブリッド車の駆動用モータ向けに高精度なトルクメーター「T12」を「電気自動車開発技術展 EVEX2010」(2010年7月14〜16日、会場は横浜市「パシフィコ横浜」)に出展した(図1)。トルクと回転数を計測する。温度変化に対するトルク信号の誤差を従来よりも小さく抑えた。より効率に優れるモータを設計する際の解析に使用する。
ひずみゲージからの信号を増幅して伝達する搬送波タイプのストレインアンプを採用。決まった周波数帯域の信号のみを伝達するため、トルク信号以外の外乱によるノイズを小さく抑えることができる。併せて、A/Dコンバータを搭載して信号をすぐにデジタル処理することにより、ノイズの影響を受けにくくした。こうして得たデジタル信号は、非接触で本体の受信アンテナに転送。接触式とは異なり、熱起電力によるノイズなどを除去できる。
これらにより、温度が10℃変化した場合の誤差(ゼロ点に対する温度影響)を±0.01%と小さく抑えた。従来は±0.05〜±0.1%と大きかった。また、測定したトルクはパソコンでリアルタイムに表示できる(図2)。
定格トルクは100、200、500、1k、2k、3k、5k、10kN・m。定格回転速度は最大1万8000rpm。計測周波数範囲は6kHz。デジタル信号転送は4800計測値/秒。価格は200万円。
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